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治療過程における感染対策指針 / 後藤補綴研究所・歯科技工所
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2008年3月7日 日本補綴歯科学会

治療過程における感染対策指針

 ■ 歯科感染対策指針

 近年、医療現場では、グローバル化による新興感染症あるいは再興感染症の拡大、
 医療の発展による易感染性宿主の増加などさまざまな問題に直面しております。

 しかしながら、歯科技工物等(印象採得物、模型、咬合採得物、最終補綴装置など)に
 対する感染予防対策は、直接患者の血液や唾液などの体液に触れるにもかかわらず、
 印象材の変形、模型表面の劣化、薬剤の残留、金属の腐食、消毒に掛かる経費などの
 問題から、あまり進んでいないのが現状と思われます。

 医療機関における、患者から医療従事者への感染、医療従事者から患者への感染、
 さらに患者交差感染などのリスクを回避するために、われわれは、補綴歯科の
 治療過程で必要となる歯科技工物や補綴装置、および入院患者や入所者の
 補綴装置の洗浄に対しても十分な感染予防対策をとる必要に迫られています。

 すべての医療従事者が感染予防についての正しい知識を持ち、感染を防止する行動を
 身につけ、かつ、医療機関全体としての組織的な対策が実施されなくてはならないと
 考えております。

 これらのことから、社団法人日本補綴歯科学会は、補綴歯科治療過程における消毒の
 特殊性を踏まえつつ、一般医療における標準的な感染対策に準拠するような
 補綴歯科治療過程における感染対策の指針を作成しました。

 なお、本指針の作成にあたっては、根拠を明らかにするための研究は十分に行われて
 いないのが現状であることから、限りのある根拠と専門家のコンセンサスに基づいた
 指針としました。

 もとより、これを最初のものとし、今後科学的な臨床的研究の推進により新しい根拠が
 生まれる場合は、それらに基づいて本指針は改定されるものであります。

 さらに、本学会は、補綴歯科治療に関与するすべての歯科医師、歯科技工士、
 歯科衛生士等が本指針を参考に感染対策を行うよう啓発していく予定です。

 詳細 → 日本補綴歯科学会

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